低音好きの日々

眠い時に書きたい

あ、そう

って言い過ぎ(笑。アレクサンドル・ソクーロフ監督の「太陽」。
第2次世界大戦の終戦近辺の昭和天皇を描いた映画。イッセー尾形が主演。
http://www.nanagei.com/movie/movie.php3?num=72

長尺の静かなシーンで描かれる重苦しさと時々ある自然すぎてアドリブに見えない普通のおっちゃん、おばちゃんのような滑稽なやり取りの対比が面白い。
皇后役の桃井かおりが、ある事を聞いたときの憮然、怒りの表情がとても印象に残る。本気で顔歪んでる。

見て良かったとも言えないんだけど、見る価値はあったなあとか矛盾した感想が。
防空壕で苦悩している時期に薄く「不快な」電子音入れてたり、がうまい。

こちらに殆どのあらすじが書かれております。でも映画見る人は知らないで行った方がいいです。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060318

ソクーロフ監督は権力をテーマにした3部作として、『モレク神』(ヒットラー)『牡牛座』(レーニン)、で「太陽」と撮影したそうですが、他のはどんなだろうか?